スマートスピーカーやスマート家電が普及し始め、自宅やオフィスのスマートホーム化を検討されている人もいるでしょう。特に毎日の生活に必要な照明は、スマホアプリやスマートスピーカーと連携させると大変便利に使用できます。この記事では、自宅やオフィスにスマート照明を取り入れるメリットを解説します。
目次
スマート照明を設置するメリット
スマート照明とは、スマホアプリやスマートスピーカーと連携してアプリの操作や音声でスイッチをオンオフできる照明のことです。スマート照明といっても種類は色々あり、電球からシーリングライトまで部屋に合ったものをセレクトできます。
調光機能が便利!カラーチェンジ可能なスマート照明も
スマート照明の多くは細かい調光が可能です。従来のシーリングライトであれば、明るい・普通・豆電球の3通りの調光が行えるものが多いでしょう。しかしスマート照明であれば、明るさが1%から100%まで1%刻みで調光できるものが多いです。
例えば、外がそれほど明るくない朝方や夜間は調光を30%にして、昼間は100%、そして就寝時は1%にするなど外の明るさに合わせて光の強さを調整できます。
また、スマート照明にはカラーチェンジ可能な種類もあります。色味が細かく調整でき、温かみのあるオレンジ色や涼しいイメージのブルーなど気分に合わせてカラーチェンジできるので、照明だけで部屋の雰囲気を変えられます。
外出先からも操作できるので防犯対策にもなる
スマート照明はインターネットに接続されているので、外出先からもスマホアプリを利用して照明のオンオフが行えます。そのため、旅行中など自宅を留守にする時にも夜間に照明をオンにするなど防犯対策にもなります。
電気の消し忘れに気づいたときも外出先から自宅の照明をオフにできるので、無駄な電力消費を防げるのもメリットの1つです。
タイマー機能で夜になったら自動で照明をオフ
スマート照明の便利な機能としてタイマー機能があります。タイマーの設定はスマホアプリやスマートスピーカーから行えるので、機械に弱い人やお子様でも設定が簡単です。例えば、夜12時に照明が消えて朝6時に照明をオンにするといった設定が行えます。
子供を寝かしつける時に一緒に寝落ちしてしまうパパママは多いですよね。タイマーを設定していれば、寝落ちしてしまった時も照明を消し忘れてしまった時も自動で照明がオフになるので節電にもなります。
映像に合わせて明るさや色味が変化するスマート照明
音楽や映像、ゲームに合わせて照明の明るさや色味を変えられるスマート照明も注目されています。最近はオンデマンドサービスの普及により自宅で映画を楽しむ人も増えていますよね。
しかし、自宅では映画館のような臨場感はなかなか味わえません。そんな時、「Philips Hue アプリ」に対応したスマート照明を利用すると映画の映像に合わせて明るさや色味を変化させられます。
部屋全体が映画館のようになるので、迫力ある映像が楽しめるようになります。さらに、ゲーム画面に合わせた光のコントロールも行えるので、ゲームの世界に没頭したい人にもおすすめです。
スマート照明だけじゃない!スマートホーム化のメリット
スマート照明は家庭やオフィスに簡単に導入できるスマートホームデバイスです。スマートホームデバイスには他にも、スマートキーや家電製品のスマートコントロールなどがあります。
スマートキーは玄関やオフィスの開閉コントロールを行えます。従来の鍵を使用しなくてもスマホを近づけるだけで解錠できたり、玄関から一定距離離れたら自動的に施錠したりと便利なアイテムです。
さらに、エアコンや給湯器と連携してスマートコントロールが行えると、外出先からもスマホアプリを使用して自宅のエアコンの電源を入れたり、帰宅時間に合わせてお風呂のお湯はりをしたりできます。
自宅へ帰宅する数分前にスマホアプリから、自宅の照明をオンにしてエアコンを作動させ、お風呂のお湯も溜めておけば、帰宅後は快適に過ごせるでしょう。
また、オフィスをスマートホーム化すると入退出を許可した特定の人が近づくと解錠される設定も行えます。オフィス内の照明の照度を一度に変更することも部分的に調整することも可能です。
このように自宅やオフィスをスマートホーム化すると、照明・玄関の鍵・家電製品のコントロールが容易になります。
スマートホーム化はまずスマート照明から
自宅やオフィスのスマートホーム化を考えているけれど、予算の問題で導入に踏み切れないという人もいるでしょう。まずは1か所数千円程で購入できるスマート照明から取り入れるのがおすすめです。
スマホアプリから簡単に鍵や照明、家電製品の使用状況が把握できるのも大きなメリットです。スマート照明の調光機能や外出先からの容易なコントロールを試してみると、スマートホームデバイスの便利な機能に気付くことでしょう。