【2019最新】スマートスピーカーの種類・特徴を徹底比較

スマートスピーカーを徹底解説 スピーカー

近ごろテレビCMが多く流れていることもあって、よく目にするようになったスマートスピーカー。
すでに一家に1台というのもスタンダードになりつつもありますが、これからスマートスピーカーを新規購入する方も2台目購入を考えている方もいるでしょう。

そんなあなたに知っておいて欲しいのが、「実は2019年にも続々とスマートスピーカーの新たな種類や新モデルが発売されている!」という事実です。

そうなると、スマートスピーカーの種類やメーカーがいくつもある中で、「自分にどれが適しているか、選び方がイマイチわからない」という人もたくさんいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、2019年最新の日本で手に入るスマートスピーカーの種類とその特徴を徹底的に解説していきます。また、日本上陸が噂されるあの新モデルについても紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

スマートスピーカーとは

まずは基本中の基本ですが、スマートスピーカーが一体どういったもので、どのように使うのか、という事から解説していきます。また、合わせてどのようなことに使えるのかも見ていきましょう。

スマートスピーカーは音声アシスタント搭載スピーカー

スマートスピーカーは音声アシスタント搭載スピーカー
スマートスピーカーとは、音声での呼びかけに対して返答・応答してくれる音声アシスタントを搭載したスピーカーのことです。

音声アシスタントが、AI(人工知能)のような働きをすることからAIスピーカーとも呼ばれます。音声アシスタントといえば、iPhoneに搭載されているAppleの「Siri」やGoogleの「Googleアシスタント」が有名ですね。

あなたがスマートスピーカーに話しかけると、その会話や質問の内容に合わせて適切な応答をしてくれます。たとえば、あなたが「今日の渋谷の天気は?」と質問すると、「今日の渋谷の天気は、晴れのち曇りです。」と返答してくれるのです。

スマートスピーカーの購入は、主に家電量販店やメーカーホームページでできます。スマートスピーカーを利用するメリットは、スマートフォンを持っていないハンズフリー状態かつキーボード操作なしで情報を確認したり操作できることです。

このように、音声という手軽で素早い入力ができるデバイスとして、スマートスピーカーは世間に急速に普及しています。

スマートスピーカーの使い方

スマートスピーカーは、とても簡単なので誰でもすぐに使えるようになります。使い方は、利用するスマートスピーカーを起動させるための決まり言葉、「ウェイクワード」を最初に発してから質問・操作したい内容を話すだけです。

ウェイクワードはメーカーごとに異なり、iPhoneのSiriであれば「Hey, Siri」、GoogleのGoogleアシスタントであれば「OK, Google」」と決まっています。

利用環境として、給電するためのコンセントとWifi等のインターネット環境が必要です。また、スマートスピーカーの初期設定はアプリで行わなければならないので、スマートフォンもしくはタブレットの準備が必要となります。スマートスピーカーの利用自体に、月額費用等は発生しません。

スマートスピーカーでできること

スマートスピーカーでできることは、非常にたくさんあります。メーカーやモデルによってもできることは変わりますが、おおむね次のような機能を利用可能です。

できること 質問や操作のワード
調べ物の検索 「●●って何?」
「○○について教えて」
お店の検索 「近くのラーメン屋を教えて」
目的地までの時間や道順、交通情報 「△△まで何分かかる?」
「▲▲までの道順を教えて」
タイマーやアラームの設定 「タイマー3分」
「アラームを7時にセットして」
スケジュール管理 「明日の予定を教えて」
「明日の予定を入れたい」
→「9時から10時(時間指定)」
→「移動(タイトル)」
ニュースや天気の確認 「今日のニュースを教えて」
「明日の天気を教えて」
音楽を聞く、音量の変更 「雨の日の曲をかけて」
「音量を下げて」
リマインダーやショッピングリストの追加 「11時にテレビを見ることをリマインドして」
ゲームや占い 「しりとりしよう」
「占いしたい」
スマートフォンを探す 「スマホはどこ?」
IoT家電の操作 「エアコンをつけて」
「テレビを消して」

質問や操作のワードはある程度の融通が効くので、少し言い方が違っても応答してくれます。たとえば、「音楽をかけて」でも「音楽を流して」と言っても、意味を汲み取って音楽を再生してくれます。

ただ、音楽再生のためには対応した音楽サービスとの契約が必要になり、IoT家電の操作には対応したIoT家電の準備が必要です。このようなスマートスピーカーに対応したサービスなどを総称して、「スキル」といいます。スマートフォンでいうところのアプリですね。

スマートスピーカーメーカーのスキルには、音楽はもちろん、動画やフードデリバリーなど非常にさまざまな他社サービスのスキルと連携しています。

スマートスピーカーの種類と特徴

スマートスピーカーの種類

スマートスピーカーには、大きく分けて次の3種類があります。

スマートスピーカーの種類
  1. スタンダードタイプ
  2. ミニタイプ
  3. ディスプレイタイプ

基本的には上から順番に発売されていて、ディスプレイタイプが最も新しい種類のスマートスピーカーです。それぞれの特徴を解説していきます。

スタンダードタイプ

一般的にいわゆるスマートスピーカーと言われるものが、スタンダードタイプです。スマートスピーカーとして最初に発売されたモデルで、価格相場はおおむね1万円〜2万円ほどです。

サイズ的には、500mlペットボトル〜1Lの牛乳パックを1周り横幅を大きくしたくらいなので、置き場所にも困りません。

スピーカーとして十分な性能が備わっているので、リビングやダイニングなど広いスペースでの利用がオススメです。

ミニタイプ

スタンダードタイプのスマートスピーカーの、ミニサイズ版です。音声アシスタントはスタンダードタイプと全く同じものが搭載されているので、できることに変わりはありません。

価格相場は5,000円前後と、スタンダードタイプと比べるとかなり手頃な価格帯になっています。

ミニタイプという言葉の通り、今川焼きくらいのサイズ感で高さも10cmほどと非常にコンパクトなので、置き場所を選ばず非常に便利です。また、スタンダードタイプの子機的に振る舞うこともできます。

ただ、サイズが小さい分だけ搭載されているスピーカー数は少ないため、音質などスピーカーとしての性能はスタンダードタイプには劣ります。価格の手頃さと置き場所の柔軟性があるので、お試しでスマートスピーカーを購入したい人や、2台目のスマートスピーカーとして寝室や子ども部屋に置くのがオススメです。

ディスプレイタイプ

2018年末から2019年に登場し始めたのが、ディスプレイタイプのスマートスピーカーです。ディスプレイタイプは、「スマートディスプレイ」と呼ばれることもあります。

自立型のタブレット端末に、音声アシスタントが搭載されています。価格帯としては1万円〜3万円と、スタンダードタイプよりも高い価格設定です。

これまでのスタンダードタイプとミニタイプのスマートスピーカーと大きく異なる点が、タブレットになってディスプレイ画面を得たことです。

上記2タイプと違って、音声アシスタントに加えて視覚的な補助もできるため利用用途が一気に広がりました。

たとえば、調べ物の検索結果を文字情報として画面表示したり、レシピ検索をして動画でチェック、テレビ電話、ショッピングなど音声アシスタントをより手軽に利用できるようになっています。

リビングやダイニングでの利用はもちろんのこと、手が濡れてスマートフォンやタブレットを操作できないキッチンでの利用にオススメです。

スマートスピーカー主要メーカーの種類別モデルと特徴

それでは、先ほどの3種類ごとに主要メーカーのモデルとその特徴を見ていきましょう。
主に次のようなラインナップがあります。

スタンダードタイプ ミニタイプ ディスプレイタイプ
・Google Home
・Amazon Echo(Plus)
・Clova Wave (Friends)
・HomePod
・Google Home mini
・Amazon Echo Dot
・Clova Friends mini
・Google Nest Hub
・Amazon Echo Show
・Clova Desk
・Facebook Portal

日本におけるスマートスピーカーの主要メーカーは、Google、Amazon、LINEの3社です。

スタンダードタイプ

まずは、基本のスタンダードタイプから紹介していきます。

Google 「Google Home」

GoogleHome
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定価:15,400円(税込)※2019年11月時点

検索エンジンや地図アプリで有名なあのGoogleからは、「Google Home」シリーズが販売されています。そして、「Goole Home」シリーズのスタンダードタイプのスマートスピーカーが、Google Homeです。

Google Homeを含む、すべてのGoogle Homeシリーズに搭載されている音声アシスタントはGoogleアシスタントで、ウェイクワードは「OK, Google」もしくは「ねえ、Google」です。

利用者の声を識別できるので、「OK, Google。今日の私の予定を教えて」と言うと、Googleアシスタントが話しているのが誰なのかを声で判別して、その人の予定を返答してくれます。

Googleは検索エンジンでの膨大な日本語のデータベースを保有しているので、非常に高い精度の音声アシスタントエンジンに開発されています。

Google Homeシリーズの最大の特徴は、なんといってもGoolgleサービスやandoroid製品との連携です。

Google検索からGoolgeマップでの経路検索や道順案内に始まり、Googleカレンダーへの予定の記録や、YouTube Music・Google Play Musicの再生もできます。そのほか、テレビアダプターのChromecastというGoogle製品と連携すれば、YouTubeやNetflixなどをテレビに再生することも可能です。

また、Bluetoothを搭載しているので、スマートフォンなどとBluetooth接続すればスマートフォン内に保存したりアプリ再生した音楽を流すこともできます。

定価は15,400円(税込)で、本体下のベース部分は4種類のカラー展開がされています。家電量販店や公式ホームページでキャンペーンが開催されていたり、価格改定されることもあるので、最新価格は都度チェックしましょう。

Amazon 「Amazon Echo(Plus)」

Amazon Echo

  

ネットショッピング世界最大手のAmazonからは、「Amazon Echo」シリーズが販売されています。「Amazon Echo」シリーズのスタンダードタイプのスマートスピーカーが、Amazon Echoです。

世界で先んじて発売されスマートスピーカーの世界を切り開いたのが、まさにこのAmazon Echoでした。

「Amazon Echo」シリーズに搭載されている音声アシスタントは「Alexa」で、ウェイクワードのデフォルトは「Alexa(アレクサ)」ですが、「Amazon」「Echo」「コンピュータ」にも設定変更できます。

当初のAlexaは、Googleアシスタントと違って話者識別ができませんでしたが、2019年3月のアップデートで対応可能になりました。

Amazon Echoシリーズの最大の特徴は、ショッピングサイトを中心としたAmazonサービスとの連携です。Amazonでの商品購入はもちろん、ショッピングリストへの登録、Amazon Prime Music
やFire TVと連携したAmazon Prime Videoの再生、Kindle本の読み上げなどができます。

また、世界で先行して普及が進んだこともあって、対応している「スキル」数が数千とも言われるほど多岐にわたる点も大きな特徴の1つです。Google Home同様に外部スピーカーとしても利用できます。

また、Amazon Echo PlusというAmazon Echoの上位機種もラインナップされており、より高音質でIoT家電との連携を簡単に行える機能も備えています。

LINE 「Clova Wave (Friends)」

Clova Wave
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定価:14,260円(税込)※2019年11月時点

メッセージアプリ日本最大手のLINEからは、「Clova」シリーズが販売されています。
そして、「LINE Clova」シリーズのスタンダードタイプのスマートスピーカーが、Clova Waveです。

Clovaシリーズに搭載されている音声アシスタントは「Clova」で、ウェイクワードは「Clova(クローバ)」「ねえ、Clova」となっています。設定変更で、「Clovaさん」「Clovaちゃん」「ジェシカ」なども選択できます。

Clovaシリーズの最大の特徴は2つあって、その1つが上記GoogleやAmazonと同様に、LINEサービスとの連携です。LINEでのメッセージの読み上げ確認や送信はもちろんのこと、LINE Musicでの音楽再生などができます。

また、赤外線操作機能が搭載されているので、GoogleやAmazonのように別途操作用のIoT機器を用意する必要がありません。

また、バッテリーが内蔵されているため持ち運びも可能です。Clova Waveは5,000mAhものバッテリーが搭載されています。

Clovaシリーズの最大の特徴の2つ目は、キャラクター要素です。LINEでおなじみのキャラクターであるブラウンはもちろん、ミニオンなどとコラボしてClova Freindsという見た目がキャラクターになっている機種も販売しています。

実は見た目に加えて、音声も実際のキャラクター専用のトーク機能が備わっており、聞いているだけで楽しくなる工夫が凝らされています。

また、着せ替えアイテムや表情を変えるシールなど、スマートスピーカーとしての用途以外でも楽しめるようです。

ちなみに、Clova Waveでは対応していないLINE電話にClova Friendsは対応しています。一方、赤外線を搭載しているのはClova Waveのみで、Clova Friendsの場合は別売りの専用ドックが必要です。

定価は、Clova Waveが14,260円(税込)、Clova Friendsが8,640円(税込)となっています。カラーはそれぞれ1色展開です。(Clova Friendsはブラウンとサリー1色ずつ)

Apple 「HomePod」

HomePod
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32,800円(税抜)※2019年11月時点

日本では未発売だった、あのiPhoneの製造元であるAppleのスマートスピーカー「HomePod」が2019年夏発売予定と発表されました。明確な発売日は、現時点ではまだ発表されていません。(2019年8月12日現在)

HomePodに搭載されている音声アシスタントは、iPhoneでおなじみの「Siri」で、ウェイクワードは「Hey, Siri」もしくは「ねえ、Siri」となっています。

HomePodの最大の強みは、iPhoneやiPadなどのiOSとのシームレスな連携ができる点です。

電源を入れるだけでiOSデバイスを自動検知し、Podcastとの連携やAirPlay2を用いた音楽再生、HomeKit対応家電の操作、さらにはiPhoneを探すことなどができるようです。

また、非常に高性能なスピーカーに加えて空間認識機能を持ち合わせているため、部屋の構造・環境に合わせた高音質かつ良質な音楽を楽しめるでしょう。

定価は3万2,800円(税抜)と、他メーカーと比べてもかなり強気な価格帯となっています。カラーは、ホワイトとスペースグレイの2色展開となるようです。

Appleがスマートスピーカー市場へ商品展開するのはこのHomePodが初めてですが、GoogleやAmazonに比べるとかなり後発での参入となります。iOS連携やスピーカー機能に、魅力を感じる人がどれだけいるかが勝負になってくるでしょう。

製品名 Google Home Amazon Echo Clova Wave HomePod
メーカー Google Amazon LINE Apple
音声アシスタント Googleアシスタント Alexa Clova Siri
サイズ 高さ:142.8mm
幅:96.4mm
高さ 148mm
幅:88mm
高さ 201.05mm
幅:139.84mm
高さ:172 mm
幅:142mm
重さ 477g 821g 998g 2.5kg
定価(税込) 15,400円 11,980円 14,260円 32,800円(税別)
カラー展開 4色 3色 1色 2色

ミニタイプ

次にスタンダードタイプのミニサイズ版、ミニタイプのラインナップを見ていきましょう。

Google 「Google Home Mini」

Google Home Mini
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定価:6,600円(税込)※2019年11月時点

Google HomeシリーズのミニタイプGoogle Home miniは、基本的にサイズ的な高さとスピーカーの機能以外はGoogle Homeと変わりありません。

高さはGoogle Homeの142mmから42mmまで低くなっており、非常にコンパクトです。
テレビの下にも収まる高さになっているので、置き場所に困らないでしょう。

一方でそのコンパクトさゆえ、音質は圧倒的にスタンダードタイプのGoogle Homeが良いです。 また、電源ジャックがGoogle Homeが付属品専用であるのに対して、Google Home miniはマイクロUSBなのでモバイルバッテリーやPCからの給電が可能と電源事情が比較的フレキシブルになっています。

定価は6,600円(税込)で、カラー展開は3色です。スタンダードタイプよりも、かなり手を出しやすい価格設定になっています。

Amazon 「Amazon Echo Dot」

Amazon Echo Dot

Amazon EchoシリーズのミニタイプAmazon Echo Dotも、Google Homeとminiの関係性と同様に最大の違いはサイズとスピーカーの機能です。

サイズは、高さがEchoの148mmから43mmと低くなっていますが、幅は88mmから99mmと1周り大きくなっています。

また、Echoが搭載している高機能スピーカーがないことに加えてデュアルスピーカーではない分、音質はかなり劣ります。

定価は6,980円(税込)で、カラー展開は3色となっています。Amazonは、スマートスピーカー製品のアップデートにかなり力を入れており、Echo Dotは第3世代が販売されています。

LINE 「Clova Friends mini」

Clova Friends mini
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定価:5,500円(税込)※2019年11月時点

LINEのClovaシリーズのミニタイプClova Friends miniは、Friendsと名称がついていることからわかるようにすべてキャラクター製品となっています。

全4種類で、LINEキャラクターのブラウンとサリー、そしてミニオン(ボブ)、ドラえもんとなっています。

ミニオンとドラえもんは、数量限定で販売されたこともあって現在は売り切れ状態になっている販売店も多いようです。

スタンダードタイプのWaveやFriendsとの違いは、サイズとバッテリー容量、そしてスピーカー性能です。

高さはFriendsが1700mm前後でFriends miniが110mm前後コンパクトになった分、バッテリー容量は2,850mAhから2,000mAhに小さくなっています。

できることはほとんど同じで、Friends miniでもLINE通話はできます。また、なぜかWaveやFriendsにはないAUX OUT端子がminiの方にはついていて、この点では便利でしょう。定価は、5,500円(税込)です。

製品名 Google Home mini Amazon Echo Dot Clova Friends mini
メーカー Google Amazon LINE
サイズ 高さ:42mm
幅:98mm
高さ:43mm
幅:99mm
高さ:170.3mm
幅:72mm(ブラウン)
重さ 173g 300g 378g
定価(税込) 6,600円 6,980円 5,500円
カラー展開 3色 3色 4種類

ディスプレイタイプ

最後に2019年から登場したディスプレイタイプのラインナップを確認していきましょう。

Google 「Google Nest Hub」

Google Nest Hub
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定価:15,400円(税込)※2019年11月時点

2019年6月12日に発売された、Google HomeシリーズのディスプレイタイプのスマートスピーカーがGoogle Nest Hubです。

ディスプレイサイズは、7インチで解像度は1,024×600となっています。基本的なスペックは、Google Homeとディスプレイがついていること以外は変わりがありません。

上述したように、ディスプレイがあることで検索結果の表示や動画再生、レシピ表示など使い方のバリエーションが非常に広がります。

また、Googleフォトの表示機能もあるためデジタルフォトフレームとしても使うことが可能です。

定価は15,400円と、Google Homeとの価格差が4,000円程度で手を出しやすい価格レンジになっています。

Amazon 「Amazon Echo Show」

Amazon Echo Show
  

Amazon Echoシリーズのディスプレイタイプは、Echo ShowとEcho Spotの後継機となるEcho Show5の2種類があります。

ディスプレイがついたことで、プライムビデオの視聴やショッピング内容の確認、ビデオチャットなどできることが広がっています。

Echo ShowとEcho Show5の違いは、まず1つがディスプレイのサイズです。

Echo Showは10.1インチの大画面ですが、Echo Show5は若干小さくなって5.5インチとおよそ半分ほどとコンパクトな作りになっています。Echo Spotでは円形の小さな画面でしたが、Echo Show5ではEcho Show同様にスマートフォンくらいの横長長方形のディスプレイとなりました。

次に違うポイントが、スピーカー性能です。コンパクトな分、Echo Show5はEcho Dotと同程度のスピーカー性能となっており、Echo並のスピーカー機能を持つEcho Showよりも音質は劣ります。

一方で、重量はEcho Showの1,755gに比べて、Echo Show5は410gと非常に軽量で持ち運びに向いています。

据え置き型のEcho Showとは違って、Echo Show5はポータブルなディスプレイとして気軽に利用できるのがメリットです。

定価は、Echo Showが27,980円(税込)、Echo Show5が9,980円(税込)で、カラー展開はどちらも2種類となっています。

LINE 「Clova Desk」

Clova Desk
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定価:20,850円(税込)※2019年11月時点

LINEのClovaシリーズも、Colva Deskというディスプレイタイプのスマートスピーカーを発売しています。ディスプレイは7インチ、解像度は1024×600とGoogle Nest Hubと同スペックです。

LINEの読み上げ機能で、ディスプレイに文字表示をして絵文字なども合わせて見られるので、確認しやすさがかなり向上しています。

メッセージを聞き取れなかったら、ディスプレイを見れば内容を補完できるのです。さらに、Clova Deskはディスプレイを活かしてLINEでのビデオ通話ができるようになっています。

Clovaシリーズ共通のバッテリー内蔵は健在で、スタンダードタイプのColva Waveに搭載されている赤外線リモコンも搭載されています。

バッテリー内蔵のため、持ち運んでどこでもビデオ電話などを楽しむことができ、タブレットのように利用ができます。ただし、Clova Waveと比べると音質は劣ります。

搭載機能が多い分、定価は20,850円(税込)とGoogleやAmazonと比べると高額です。カラー展開は黒白の2色のラインナップとなっています。

Facebook 「Portal」

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定価:179$(2019年11月時点)

日本では未発売ですが、あのFacebookもアメリカでディスプレイタイプのスマートスピーカー「Portal」を展開しています。Portalのウェイクワードは、「Hey, Portal」です。

販売モデルはディスプレイのサイズ違いで2種類を用意しており、通常のタブレットサイズ10.1インチのディスプレイがPortalで、15.6インチのほうがPortal+です。

Portal+は、ディスプレイを縦方向と横方向に90度自由に回転できるようになっています。

Portal最大の特徴は、Facebookと連携してFacebook上の友達と気軽にコミュニケーションを取れる点です。

Facebookはビデオ通話に非常に力を入れていて、なんと映っている人を認識してその人の動きに合わせて最適なカメラアングルへ調整、いわゆる自動追尾機能が備わっています。

また、カメラに写っているのが1人ならその人をズームし、家族など複数人であれば全員がフレーム内に収まるよう自動調節してくれるのです。

実はPortalにはAlexaも搭載されており、Alexaを利用して天気やニュースの確認などもできるようになっています。

定価はPortalが179ドル、Portal+は279ドルです。日本での発売は未発表ですが、上陸するのが楽しみなスマートスピーカーの1つですね。

製品名 Google Nest Hub Amazon Echo Show5 Clova Desk Portal
メーカー Google Amazon LINE Facebook
サイズ(mm) 178.5×67.3×118 148×73×86 181×104.5×173 250×93.6×208.5
ディスプレイ 7インチ 5.5インチ 7インチ 10.1インチ
重さ 480g 410g 915g 未掲載
定価(税込) 15,400円 9,980円 20,850円 179ドル
カラー展開 4色 3色 2色 2色

スマートスピーカーの種類と特徴を把握して自分の最適モデルを選ぼう

スマートスピーカーは、音声アシスタントと対話することで、スマートフォン操作の代わりに音声で質問や操作ができる手軽で便利なデバイスです。

その種類は、スタンダードタイプ、ミニタイプ、ディスプレイタイプの3つで、サイズや用途、スピーカー性能、そして価格帯などに違いがありました。

また、主要なスマートスピーカーはGoogle、Amazon、LINEの3社で、機能や連携スキル、ラインナップされているモデルなどに特徴があります。

加えて、AppleやFacebookなど日本未発売のモデルもあるので、最新動向をチェックしておく必要もありそうです。

各メーカー・モデルの種類と特徴をよく違いを理解して、自分のライフスタイルに合った最適なモデルを見つけましょう。