プログラマーやSEは日常業務でキーボードを操作する頻度が高い職業です。キーボードの中には1,000円以下で購入できる安価な製品も存在しますが、打鍵感が悪く使いづらいと感じるものも少なくありません。安定感があり打ちやすいキーボードは、生産性の向上や疲労の軽減にもつながります。
今回の記事では、プログラマーやSEにおすすめしたい高性能キーボードを厳選し紹介します。キーボードの買い替えを検討している方はぜひ最後までお読みください。
目次
おすすめの高性能キーボード
それではここから、オススメのキーボードを見ていきましょう。プログラマーやSEに限らず、日常的に膨大なタイピングを行うライターやWebデザイナーの方にも最適な商品が揃っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
REALFORCE R2
「REALFORCE R2」は、自動車関連製品や空調機器、電子機器関連製品の製造を手掛けている東プレが開発したキーボードです。本体重量は1.4kgとずっしり重く、底面にはラバー素材が施してあり安定感があります。キーを操作しているうちにキーボードがズレてしまう心配がなく、長時間のコーディングや文章作成でも集中力を維持できます。
キー荷重は45g、キーストロークは4mmでしっかりとした打鍵感があり、リズミカルなタイピングをサポート。全てのキーにおいて実に5,000万回もの耐久試験をクリアしており、抜群の信頼性を誇ります。また、キーボードの高さを調節できるチルトスタンドや3方向から取り出し可能なケーブルスリットなど、細かな気配りがされているところも嬉しいポイントです。
Windows用、Mac用それぞれのOSに対応した製品がラインナップされているため、あらゆるユーザーにおすすめ。価格は非常に高額ですが、多くのプロの仕事を支えている高性能キーボードの代名詞的存在です。
Sculpt Ergonomic Keyboard for Business
「Sculpt Ergonomic Keyboard for Business」は、マイクロソフトが開発したエルゴノミクスキーボードです。一見すると特徴的な形状をしていますが、実際にキーボードに手を掛けホームポジションに指を置いてみると、肩や肘に余計な力も入らずリラックスした姿勢になるはずです。これにより長時間のタイピングでも疲労を感じることもなく、仕事の集中力を維持しやすくなります。
キーストロークは比較的浅めに設計されていますが、人間工学に基づいた独特のデザインにより、最小限の力でスムーズなタイピングを可能にします。また、Bluetoothによるワイヤレス通信に対応し、テンキーは電卓のように独立しています。
高性能キーボードの中でも価格は手頃で、コストパフォーマンスに優れた製品といえるでしょう。
BlackWidow Lite
「BlackWidow Lite」は、アメリカのゲーミングサプライメーカーであるRazerが開発したキーボードです。長時間タイピングをしていると、キーを押下した際の音が気になって仕事に集中できなくなる方も多いはず。自分自身は気にならなくても、周囲で仕事をしている人の中には気が散って集中できないケースもあるでしょう。「BlackWidow Lite」は、タイピング時の静音性を追求するとともに、しっかりとした打鍵感も両立した製品です。
サイドから見たときにキーが浮き上がっている独特の構造はタイプライターをも彷彿とさせ、デザインの面でも強烈な個性を演出しています。キーボードとしての実用性と快適な打鍵感、さらにはデザイン性も両立した製品をお探しの方にとっては、まさにぴったりのキーボードといえるでしょう。
テンキーが非搭載で本体重量も660gと軽量のため、オフィスはもちろんテレワークのために自宅に持ち帰る際にも便利です。
Magic Keyboard
「Magic Keyboard」はAppleが開発したMac用のキーボードです。デスクトップ用の独立キーボードでありながらも、ノートPCのキーボードに近いソリッドなデザインに仕上がっています。見た目通り打鍵感は比較的浅めですが、ノートPCのようなペタペタとした浅い感覚ではなく、しっかりとした安定感を実現しているのはAppleならではの完成度の高さといえるでしょう。
Bluetoothに対応したワイヤレスキーボードですが、リチウムイオンバッテリーが内蔵されており、PC本体と接続することにより充電しながら利用できます。満充電であれば1ヶ月以上バッテリーが持続することもあり、消費電力の効率性は極めて高いといえます。
本体は極めて薄く、高さはわずか20.1mm。持ち運びの際にもカバンの中にすっぽりと入るサイズです。
MK545 ADVANCED
「MK545 ADVANCED」はOAサプライの大手メーカーであるロジクールが開発したキーボードです。
一見するとシンプルなキーボードですが、パームレスト一体型で手首の疲労感を軽減してくれるほか、タイピング時の音も静かでストレスに感じることもありません。Bluetoothによるワイヤレスに対応し、単3電池4本で最長36ヶ月もの長寿命を実現しています。価格も手頃で、コストパフォーマンス抜群の製品といえるでしょう。
ThinkPad トラックポイント・キーボード 日本語
「ThinkPad トラックポイント・キーボード 日本語」は、レノボ・ジャパンが開発したキーボードです。その名の通りノートPCの「ThinkPad」に搭載されているものと同じ形状のキーボードで、トラックポイントも再現。これまで「ThinkPad」を愛用してきた方にとっては、ノートPCの操作感が忠実に再現された完成度の高い製品に感じられるはずです。
トラックポイントと左右のクリックキーも一体型となっているため、これがあればマウスを持ち歩く必要もありません。自宅のデスクが狭くテレワークが捗らない方にとっても、「ThinkPad トラックポイント・キーボード 日本語」はスペースの有効的な活用につながるはずです。
TK-G01UKBK
「TK-G01UKBK」はPCサプライの大手メーカーであるエレコムが開発したキーボードです。極めてシンプルなデザインですが、キーストロークは4.0mm、ラウンド形状のキーで快適な操作感を実現しています。また、5,000万回のタイピング試験もクリアした高耐久のメカニカルスイッチを採用しており、ハードなタイピング環境にも耐えられる仕様となっています。
本体重量は976gとある程度の重量感があり、安定性も抜群。万が一のときのために交換用のキーキャップが8個付属しているほか、キーキャップを外すための専用工具であるキーキャップリリースも付属しているため、自身で簡単なメンテナンスも可能です。
業務効率化への第一歩はキーボード選びから
「キーボードなんてどれも一緒」と考えている方も多いと思いますが、長時間にわたってタイピングをしていると、少しの違和感が疲労やストレスとして徐々に蓄積され、集中力が続かなくなることもあります。
タイピングミスが多い、または押下しているはずなのに正しくタイピングされていないなど、少しでもタイピングに不安がある方は、今回紹介した製品を参考にキーボードを買い替えてみてはいかがでしょうか。自分に合ったキーボードを選ぶことは、業務効率化の第一歩となる可能性も高いのです。