通勤や通学で毎日のように電車・バスを利用する方の中には、スマートフォンで音楽を聴きながら過ごしている方も多いのではないでしょうか。従来、イヤホンやヘッドホンといえばケーブルで接続された有線タイプの製品が一般的でしたが、近年では無線で利用できるワイヤレスの製品が一般的となっています。
しかし、Amazonをはじめとした大手ECサイトを見てみると、あまりにも種類が多すぎて何を選べば良いのか分からなくなってしまいます。
そこで今回は、数あるワイヤレスイヤホンの中から特に信頼性の高いメーカーの製品をピックアップして紹介します。
目次
オススメのワイヤレスイヤホン
従来の有線イヤホンと比較すると、ワイヤレスイヤホン、特に左右独立モデルの場合はコードが服や髪の毛に絡まりにくいというメリットがあります。さらにいちいちスマホに抜き差しする必要がないというのも、使ってみて多くの人が感じるメリットです。ワイヤレスのため、従来のように断線による故障の心配もありません。
その一方で充電が必要であるというのは、やや手間に感じるかもしれません。しかし現在の多くの人気モデルは、その弱点を感じさせないような非常に充電効率が良い製品となっているのも事実です。
「ワイヤレスイヤホン選びで失敗したくない」「せっかく買うからには音質の良いものを選びたい」と考えている方は、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください。
AirPods Pro(apple)
今やワイヤレスイヤホンの代名詞的存在ともなったのが、Appleが提供している「AirPods」シリーズです。
そもそも「AirPods」シリーズには「AirPods」「AirPods Pro」「AirPods Max」の3種類が存在するのですが、「AirPods」と「AirPods Pro」はイヤホン、「AirPods Max」は耳全体を塞ぐ形のヘッドホンです。そして「AirPods」は周囲の音が比較的聞こえやすい開放型なのに対し、「AirPods Pro」はイヤーピースを装着するカナル型のワイヤレスイヤホンという違いがあります。
開放型の「AirPods」に比べてカナル型の「AirPods Pro」は音質が高く音楽への没入感を楽しめるため、初めてのワイヤレスイヤホンに最適です。また、「AirPods」シリーズはApple製ということもあり、iPhoneとのペアリングは極めて簡単です。
Soundcore Liberty Air 2(Anker)
「Soundcore Liberty Air 2」は、スマートフォンのアクセサリー開発を手掛けるメーカーとして有名なAnkerが提供する製品です。
ワイヤレスイヤホン単体で連続7時間もの音楽再生が可能なほか、付属ケースでの充電も併用すれば最大28時間もの再生が実現できます。また、Ankerが無料で提供している「Soundcore」のアプリを併用することにより、さまざまなイコライザーや音響設定も可能。さらに、左右のワイヤレスイヤホン本体をタッチすることで音量の調節や早送りなど任意のコントロールを指定することもできます。
これほどまでに充実した機能が搭載されているにもかかわらず、1万円以下の本体価格を実現しており、極めてコストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンといえるでしょう。「音質にはこだわりたいものの、数万円の予算は厳しい」という方には最適な製品です。
WF-XB700(ソニー)
「WF-XB700」はソニーが提供するワイヤレスイヤホンの中でもエントリーモデルに位置する製品です。
本体のみで連続9時間、付属ケースでの充電も併用すれば最大18時間もの連続再生が可能です。音質は重低音が強調されており、迫力のある音楽を楽しめます。完全防水ではありませんが、雨や汗などに対応する防滴仕様となっているため、日常的な用途においては必要十分な性能といえるでしょう。価格も1万円台前半と比較的手頃なため、初めてワイヤレスイヤホンの購入を検討している方におすすめの製品です。
MOMENTUM True Wireless(ゼンハイザー)
「MOMENTUM True Wireless」は世界的なオーディオ機器メーカーとしても知られているゼンハイザーが提供するワイヤレスイヤホンです。
本体の連続再生時間は4時間、付属ケースの充電との併用で12時間と比較的短めですが、通勤や通学でメインに使用する場合には必要十分といえるのではないでしょうか。本体にはメタルプレートが施されており、光の当たり具合によっては放射線状の影が見え、耳に装着した際に高級感を演出します。
これまでゼンハイザーのイヤホンやヘッドホンを愛用してきた方はもちろんですが、音質にこだわる方や国産メーカーでは物足りないと感じる方など、幅広い方におすすめの製品です。
TE-D01m(AVIOT)
「TE-D01m」はワイヤレスイヤホンに特化した日本発のメーカー、AVIOTが提供する製品です。
本体で10時間、付属ケースとの併用で最大50時間もの長時間再生を実現しており、これは数あるワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスのバッテリー性能を誇ります。国産メーカーということもあり、日本人の特性に合わせた音響作りが最大の魅力。クラシックやジャズ、ロック、メタルにいたるまで、あらゆるジャンルの音楽を心地よく楽しめるチューニングに仕上がっています。
海外の一流オーディオメーカーにも引けを取らないほど高音質であるにもかかわらず、本体価格は1万円台前半と極めて手頃。コストパフォーマンスが高く、長く愛用できるワイヤレスイヤホンをお探しの方におすすめです。
HA-XC90T(JVC)
「HA-XC90T」はJVCが提供するワイヤレスイヤホンです。
手頃な価格で重低音が楽しめるイヤホン「XX」シリーズのワイヤレス対応製品で、イヤホンのみで15時間、付属ケースとの併用で45時間もの連続再生時間を実現しています。重低音の秘密は直径12mmにもおよぶ大口径ドライバーユニット。耳へのフィット感を犠牲にすることなく、迫力のある重低音を実現したJVCの最高傑作といえるでしょう。
本体はIP55相当の防水・防塵設計となっており、衝撃にも強いタフボディで破損から守ります。通勤や通学の途中に片方のイヤホンを落下させ破損した経験のある方にもおすすめの製品です。
QuietComfort Earbuds(BOSE)
「QuietComfort Earbuds」は世界的な高級オーディオ機器メーカーとしても知られているBOSEのワイヤレスイヤホンです。
本体で最長6時間、付属ケースとの併用で12時間もの連続再生が可能であり、付属ケースはQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。本体価格は3万3,000円と高額ですが、BOSEならではの迫力のある重低音とバランスのとれた中音域以上の音も楽しめます。
また、11段階にもおよぶきめ細かなノイズキャンセリング機能が搭載されており、騒音の大きい車内や駅構内でも音楽に没頭できます。
AONIC 215(SHURE)
「AONIC 215」はアメリカのオーディオメーカーであるSHUREが開発したワイヤレスイヤホンです。
本体で最長8時間、付属ケースの充電との併用により最長32時間の連続再生を実現しています。「AONIC 215」は一般的なワイヤレスイヤホンとは異なり、耳にかけるイヤーパッドが付属しており、抜群のフィット感を実現。これはプロのミュージシャンが使用しているインイヤーモニターと同様の設計で、激しい動きをしても落下する心配がありません。
自分の耳にフィットするワイヤレスイヤホンがなかなか見つからず、頻繁に落下させて困っている方にはおすすめの製品です。
TUNE120 TWS(JBL)
「TUNE120 TWS」はアメリカの高級オーディオメーカーであるJBLが開発したワイヤレスイヤホンです。
JBLといえば映画館やホールなどに設置する大型スピーカーや、高級車などに用いられているカーオーディオの開発も手掛けており、長年にわたって培ってきた音作りは多くのファンを魅了しています。
本体のみで連続4時間、付属ケースとの併用で最長16時間の使用が可能です。JBLのワイヤレスイヤホンの中でもエントリーモデルに位置しており、6,000円台という極めて手頃な価格で手に入るのも大きな魅力。手軽にJBLサウンドを楽しみたい方にはおすすめの商品です。
Powerbeats Pro(beats)
「Powerbeats Pro」はモバイル向けオーディオアクセサリーのメーカーとして不動の人気を獲得したbeatsのワイヤレスイヤホンです。ヘッドホンやイヤホンに刻まれた「b」のロゴを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
本体のみで連続9時間、付属ケースとの併用で24時間もの連続再生が可能で、本体にはイヤーパッドが搭載されており抜群のフィット感を実現しています。ブラックやピンク、レッドなど全7色のカラーバリエーションがあり、世代や性別を問わず多くの人におすすめできる製品です。
製品名 | メーカー | 連続再生時間 | 連続再生時間(ケース併用) |
---|---|---|---|
AirPods Pro | apple | 4.5時間 | 24時間以上 |
Soundcore Liberty Air 2 | Anker | 7時間 | 28時間 |
WF-XB700 | ソニー | 9時間 | 18時間 |
MOMENTUM True Wireless | ゼンハイザー | 4時間 | 12時間 |
TE-D01m | AVIOT | 10時間 | 50時間 |
HA-XC90T | JVC | 15時間 | 45時間 |
QuietComfort Earbuds | BOSE | 6時間 | 12時間 |
AONIC 215 | SHURE | 8時間 | 32時間 |
TUNE120 TWS | JBL | 4時間 | 16時間 |
Powerbeats Pro | beats | 9時間 | 24時間 |
用途と予算に合わせてお気に入りのワイヤレスイヤホンを見つけよう
安いものでは数千円、高いものになると数万円という高額なワイヤレスイヤホンも存在します。
自分に合った製品を選ぶためには、用途や予算、本体の性能を比較したうえで検討することが重要です。また、あらゆる製品を試聴して選べるお店は極めて少ないため、購入したユーザーからの評価や口コミなども参考にしてみるのもおすすめです。