スマートリモコンのオススメ機種と4つの選び方のポイントを徹底解説!

スマートリモコンのオススメ機種 スピーカー

自宅を手軽にスマートホーム化できるとあって、注目されるスマートリモコン。
今では、AmazonなどのECサイトで簡単に手に入り、設定や設置も購入者がそのままできるよう配慮されており、そこまで難しくはありません。

そのような背景からスマートリモコンは非常に多くのモデルが販売されており、どの機種が自分にあっているのか、レビューや口コミだけでは判断がつきにくいでしょう。
本記事では、スマートリモコンを選ぶ際のポイントを解説とともに、具体的なオススメ機種を紹介していきます。

オススメしたいスマートリモコンを選ぶ5つのポイント

スマートリモコンを選ぶ5つのポイント
スマートリモコンを選ぶときには、どのようなモデルを購入すべきなのでしょうか。
具体的には、以下の5つのポイントに注目しておきたいです。

スマートリモコンを選ぶ5つのポイント
  1. 対応家電の種類が多いか
  2. タイマー機能やシーン機能があるか
  3. リモート操作に月額利用料金が必要か
  4. 温湿度センサー機能があるか
  5. スマートスピーカー対応の範囲

対応家電の種類が多いか

スマートリモコンの対応家電の種類が多いかどうかは、よく確認しておきたいポイントの1つです。

対応家電といっても、基本的には赤外線リモコンで操作するタイプの家電製品であれば、ほとんどの場合がスマートリモコンで操作できます。

ここで注目したいのは、スマートリモコンのプリセット機能が充実しているかどうかです。

プリセット機能は、スマートリモコンにあらかじめ登録されている家電のメーカーや品番・モデルから、自分の使いたいものを選ぶと自動的に初期設定ができる機能です。

プリセット機能では、有名どころのパナソニックやシャープ、日立などの主要なメーカーの家電が登録されていますが、この充実具合で初期設定時の手間が大きく違ってきます。

もちろん、プリセット機能に掲載されていないメーカーや品番の家電でも、学習機能を利用すればスマートリモコンで操作できます。

しかし、赤外線リモコンの1つ1つボタンをスマートリモコンに登録していく必要があるので、初期設定の時間が非常に手間です。

購入した際に同梱される説明書に記載されていますが、購入前にWebサイトで対応家電を調べられますので、事前にチェックしておきましょう。

また、対応家電の種類が多くても、海外製品を含んだ数であることもあるので、よく確認することをオススメします。

タイマー機能やシーン機能があるか

スマートリモコンの便利な機能として挙げられるのが、タイマー機能シーン機能でしょう。

タイマー機能は、スマホアプリで設定しておいた曜日や時間帯に自動的に家電を操作してくれる機能です。

普通の家電製品のタイマーだと、1度使うごとに再度タイマー設定が必要ですが、スマートリモコンのタイマー機能なら、1度設定すればその後は操作する必要がありません。

起床や就寝時間に合わせて、規則正しい生活を送るためにタイマー機能を利用したい方には、非常に便利でしょう。

また、シーン機能はセンサーやスマホのGPSなどの検知情報を元にして、家電製品を自動で制御する機能です。

人感センサーが人を検知したら照明をつける、スマホやスマートウォッチのGPSで自宅へ近づいてきたことを検知したらエアコンをONにする、といった使い方ができます。タイマー機能と同様に、わざわざ自分で操作する手間が省けるので非常に便利で快適ですよね。

また、タイマー機能やシーン機能は、使い方によっては旅行や出張で長期間自宅を留守にしている間の、防犯に活用することも可能です。

タイマー機能で照明やテレビをつけて在宅をカモフラージュしたり、シーン機能で侵入者を検知したときにテレビや照明をつけて警告したり、と活躍してくれるでしょう。
もちろん、IoTホームセキュリティシステムと連携すれば、より安心安全な防犯対策になります。

リモート操作に月額利用料金が必要か

スマートリモコンは、外出先からでもスマホアプリで操作できるリモート操作の機能がありますが、その利用に月額料金がかかるモデルもあります。

月額利用料金はおおむね数百円程度ですが、毎月固定の出費になります。少しでも節約したいという方は、月額利用料金が必要ないモデルを選びましょう。

また、製品代が高くても、長く使うことを考えると月額利用料金が無料のモデルを選んだほうが良い場合もあります。購入前には、しっかりシミュレーションをしてから決めたいところです。

温湿度センサー機能があるか

スマートリモコンには、温湿度センサー機能が搭載されているモデルもあります。温湿度センサーがあると、上記のシーン機能で利用するのはもちろん、純粋に温湿度センサーとして利用もできます。

部屋の温湿度環境は、熱中症の危険性やウイルス感染のリスクなど、健康管理にも大きく影響する指標です。

特に、赤ちゃんがいるファミリーやペットを飼っている方は、すぐに把握できるようにしておきたいでしょう。スマートリモコンを購入して、温湿度センサーも一緒に手に入るのは非常にお得と言えます。

スマートスピーカー対応の範囲

Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーとの連携は、いまならほとんどのスマートスピーカーが対応しています。

すでに1家に1台ともいえるほど普及が進んでいるスマートスピーカーですから、その便利さは折り紙付きです。

家電の音声操作は、調理中や帰宅直後で手が汚れている場合や、スマホを使えない子供でもスマートスピーカーに話しかけるだけで簡単なので、非常に使いやすい機能ですよね。

スマートスピーカー対応モデルが多いスマートリモコンとはいえ、対応範囲はさまざまとなっています。Google assistantとAmazon Alexaいずれも対応しているモデルもあれば、片一方のみの対応のモデルもあります。

すでに自宅で利用しているスマートスピーカーが対応しているか、今後の買い替えなども考えて双方へ対応しているモデルを選ぶのか、慎重に検討しましょう。

また、IFTTTに対応しているモデルであれば、多種多様なサービス連携が可能で、より自分好みのカスタマイズが可能になります。

スマートリモコンのオススメ厳選4機種

スマートリモコンを選ぶときの注目ポイントが分かったところで、実際に販売されている機種でオススメなスマートリモコンを見ていきましょう。

ここでは、スマートリモコンでこれだけは押させておきたい、オススメ厳選4モデルを紹介していきます。

オススメ厳選4機種
  1. Nature「Nature Remo」
  2. ラトックシステム「RS-WFIREX4」
  3. リンクジャパン「eRemote mini」
  4. リブスマート「LS mini」

Nature「Nature Remo」

「Nature Remo」は、Natureが販売する第2世代のスマートリモコンです。他のスマートリモコンに比べて少し価格は高いですが、機能面はそれに見合うだけの充実ぶりです。

タイマー機能はもちろんのこと、シーン機能(ルール機能)が非常に充実しています。温湿度センサーに加えて、人感センサーやGPSまで搭載しているので、ルールを設定をすることで、かなりさまざまなカスタマイズが可能です。

たとえば、室温が28度以上になったときにエアコンをつける、家に近づいたことや帰宅したことを検知して自動で証明をつける、といった制御ができます。

また、Google HomeやAmazon Echoに加えてAppleのスマートスピーカーHomePodにも対応しており、非常にスマートスピーカーの対応機種が幅広いのも特徴の1つです。

「Nature Remo mini」という廉価版も展開していますが、湿度・照度・人感センサーが搭載されていないので、シーン機能の用途が少なくなるものの6,580円と安価なモデルとなっています。


Nature スマートリモコン Nature Remo mini Remo-2W1
定価:6,120円 ※2020年3月

ラトックシステム「RS-WFIREX4」

「RS-WFIREX4」は、ラトックシステムが展開するスマート家電コントローラの第4世代です。

なんといっても、幅4.5mm×奥行き4.5mmと非常にコンパクトなサイズかつ、16gと軽量な本体が特徴的なスマートリモコンとなっています。

壁掛けフックがあるため、どこでも設置が可能で置き場所に困ることはないでしょう。
このサイズ感で、温湿度センサーに加えて照度センサーも搭載しているのは、驚きというほかありません。

赤外線の到達範囲が、見通し30mと非常に広範囲の家電製品を制御できるのもメリットの1つですね。2つのスマートスピーカーに加えて、IFTTTにももちろん対応しています。さらには、Siriやドコモのmy daizへも対応しており、音声操作が非常に広範囲で対応しているモデルです。

ラトックシステム スマート家電リモコン スマホで家電をコントロール ※重さわずか16g / 赤外線到達距離30m / 壁掛けフック搭載 RS-WFIREX4 RS-WFIREX4
定価:6,597円 ※2020年3月

リンクジャパン「eRemote mini」

リンクジャパンのスマートリモコン「eRemote mini」は、シンプルながら基本的な機能は網羅して、5,000円ほどという安価な価格が特徴です。

温湿度センサーは搭載していませんが、別売りのeSensorと組み合わせてシーン機能を利用ができる、という思想になっています。

また、eRemote miniを複数台、家に設置して個別の操作はもちろん、まとめて操作もできたり家族と共有できたりと非常に柔軟な使い方が可能です。

miniという名前からわかるように、「eRemote」という温度センサーも搭載したアップグレード版のスマートリモコンも展開しています。Amazon Echo,Google Homeに対応しており、Amazon Alexa認定製品である点も、安心なポイントになりそうですね。

LinkJapan eRemote mini IoTリモコン 家でも外からでもいつでもスマホで自宅の家電を操作 ※IFTTT対応【Works with Alexa認定製品】 MINI
定価:5,533円 ※2020年3月

リブスマート「LS mini」

リブスマートの開発するスマートリモコン「LS mini」の最大の特徴は、AI機能でしょう。

AI機能は、室温や天気予報、外気温、湿度、日の出、窓の向きなどのさまざまなデータをもとに、部屋の温度を最適になるようにエアコンで自動調整してくれます。シーン機能を備わっているので、温度情報をもとに好きな温度でエアコンを制御することも可能です。

また、LS miniは、プリセット機能に搭載されている家電製品が多いだけでなく、フィリップスのHueやSesameロックなどの赤外線ではないスマートデバイスとも連携しているのも大きな特徴です。

さらに、LINEアプリとも連携しており、普段使い慣れたアプリから制御ができるのは、わざわざ別アプリを起動する必要がなくなるため便利でしょう。

このような豊富な機能を搭載しているにもかかわらず、価格が4,980円と非常に安価なのも魅力的ですね。

LiveSmart(リブスマート) LS Mini 第2世代 スマートホームコントローラー
定価:4,980円 ※2020年3月

Nature remo RS-WFIREX4 eRemote mini LS mini
開発会社 Nature ラトックシステム リンクジャパン リブスマート
価格 15,900円 7,050円 5,184円 4,980円
プリセット機能
種類は公表なし

350種類以上

500種類以上

1000種類以上
タイマー機能
シーン機能 × ×
リモート操作
温湿度センサー
+照度・人感
×
温度・照度
Google assistant
Amazon alexa
IFTTT対応

※価格はすべて税込。2020年2月現在のAmazonでの販売価格。

スマートリモコンの購入前は必ず最新情報を確認!

スマートリモコンを選ぶときは、機能や連携するスマートスピーカーの対応範囲で比較検討をして、自分にあった機種を購入するのがベストです。

機能が非常に盛りだくさんなので、比較検討する際に漏れがちになるので注意が必要となります。

今回は厳選したオススメ4機種を紹介しましたが、今後も新たに発売されるモデルはもちろん、アップデートで機能拡充されるスマートリモコンも出てくると予想されます。

今回紹介したスマートリモコンも、アップデートによって新たにスマートスピーカーやIFTTTへ対応したり、シーン機能が追加されたりと非常に進化のスピードが早いです。

実際に購入を検討する際は、最新情報をしっかりとチェックしたうえでどの機種にするか決めていきましょう。