スマートフォンやタブレット端末が普及し、インターネット上の動画コンテンツを楽しむユーザーが爆発的に増えた一方で、地上波や衛星放送といった従来のテレビコンテンツを視聴するユーザーが減少傾向にあります。しかし、スマートフォンやタブレット端末では動画コンテンツが見づらく、テレビのような大画面で迫力のある映像を楽しみたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、AndroidTVです。今回の記事では、AndroidTVとはどのようなものなのか解説するとともに、数あるメーカー・製品の中から特におすすめの製品として、シャープの「4T-C50DL1」を紹介します。
目次
AndroidTVとは
AndroidTVとは、その名の通りAndroidスマートフォンのように対応アプリをテレビにインストールし、さまざまな動画コンテンツを楽しめるテレビです。たとえば、YouTubeをテレビで視聴したい場合、スマートフォンやタブレット端末、PCをHDMIケーブルで接続したり、AppleTVやChromecastを通してミラーリングしたりといった方法があります。また、FireTV Stickなどをテレビに接続し、インターネットに接続して楽しむ方法もあるでしょう。
しかし、これらはあくまでもテレビの外部出力に専用の機器やケーブルを接続する方法であり、テレビ以外の新たなリモコンで操作しなければなりません。AndroidTVは、従来のようにテレビに専用端末を接続する手間がなく、テレビのリモコンからダイレクトにYouTubeやNetflix、Huluなどの動画コンテンツにアクセスできます。
また、リモコンにはマイクが搭載されており、Googleアシスタントの機能を活用してさまざまな情報を音声で検索することも可能。さらに、Chromecast built-inという機能も搭載されており、スマートフォンやタブレットの写真や動画などをテレビにミラーリングすることも可能です。
このように、AndroidTVは従来の地上波や衛星放送といったコンテンツ以外にも、インターネットにダイレクトにアクセスすることによってテレビの可能性を大幅に拡張できるデバイスといえるのです。
「4T-C50DL1」の基本スペック・機能
数あるAndroidTVの中でも、今回紹介するシャープの2021年最新モデル「4T-C50DL1」は、コストパフォーマンスに優れた1台です。まずは基本スペックと代表的な機能について解説しましょう。
画面サイズ | 50インチ |
本体サイズ | 幅 112.6cm×奥行 21.8cm×高さ73.9cm |
本体重量 | 約21kg |
解像度 | 3,840×2,160 |
チューナー | BS4K・110度CS4K×2 地上デジタル×3 BS/CS×3 |
インターフェース | HDMI×4 USB×3 Bluetooth Wi-Fi |
解像度は3,840×2,160ピクセルの4Kで、画面サイズは50インチとなっています。また、設置方法はテーブルマウント以外にも、壁掛けにも対応できます。複数チューナーにUSB端子も搭載されているため、HDDやSSDを接続して地上波や衛星放送の番組を2つ同時に録画も可能です。
ちなみに、2021年6月14日時点でのAmazonでの価格は120,000円(税込)となっており、最新型50インチのAndroidTVとしてはコストパフォーマンス抜群の1台といえるでしょう。
シャープ 50V型 液晶 テレビ アクオス 4T-C50DL1 4K チューナー内蔵 Android TV (2021年モデル)
他社のAndroidTVとの違い
AndroidTVは国内・海外メーカーも含めてさまざまな製品がある中で、「4T-C50DL1」をおすすめする理由として3つのポイントが挙げられます。
高精細「低反射パネル」を採用
時間帯によって部屋の明るさが変わると、テレビのパネルに部屋が反射して映像に集中できないといった経験はないでしょうか。多くのテレビは、映像の鮮やかさや色合いを追求し、液晶パネルにこだわっています。
しかし、一般的な液晶パネルは光を反射しやすい特性をもっており、部屋の明るさや光の差し込み具合などによって、テレビに部屋の様子が写り込んでしまうのです。NetflixやHuluなどで映画を観るとき、シリアスなシーンで部屋の様子がテレビに写り込んでしまうと映像に集中できません。
しかし、「4T-C50DL1」の液晶パネルには低反射素材が採用されているため、従来のテレビの悩みであった映り込みを低減できます。
4K画像処理エンジン「Medalist S2」を搭載
液晶テレビの画質を決定付ける要素にはさまざまなものがありますが、中でも重要とされているのが画像処理エンジンとよばれるものです。これはPCのCPUやGPUなどに相当するもので、テレビの心臓部といっても過言ではありません。液晶パネルの品質や解像度が高くても、画像処理エンジンの性能が低ければ本来の性能を発揮することはできないのです。
シャープのテレビに搭載された最新の画像処理エンジン「Medalist S2」は、4Kに対応し従来の画像処理エンジンに比べて1.6倍もの処理性能が向上しています。これにより、画質だけではなく選局時のタイムラグが短くなったり、スポーツやゲームなど動きの激しいコンテンツも鮮明に映し出せるようになりました。
高品質な音声出力
格安の液晶テレビを購入したとき、画質はそれなりに良いものの、音質が悪くがっかりした経験はないでしょうか。家電量販店などで液晶テレビを選ぶ際、画質はその場で確認できますが、騒音が多い中で音質を細かく確認することは難しいものです。
「4T-C50DL1」はシャープが誇るAQUOSの名に恥じないよう、音質にもこだわりをもって作られています。本体内部に搭載されたフルレンジスピーカーから出力された音は、前方に抜けの良いサウンドが届けられるようなリフレクター構造になっています。また、これに加えて「Eilex PRISM™」および「VIR Filter™」とよばれる新技術を採用し、リスニング空間に最適化された音声として補正し、どのような環境下でも最適なリスニング環境を手に入れられます。
映画やドラマはもちろんですが、「4T-C50DL1」には「音楽ライブ」モードも搭載されているため、オンラインライブの映像を楽しみたい方にも最適です。
- 低反射パネルのため映り込みを低減
- 従来比1.6倍の画像処理性能
- こだわりの音質で音楽ライブモードも搭載
「4T-C50DL1」はこんな人におすすめ
従来のテレビとは一線を画し、さまざまな機能が満載の「4T-C50DL1」ですが、どのようなユーザーに最適な製品なのでしょうか。今回は2つのユースケースを例に紹介します。
日常的に動画コンテンツを楽しんでいる
スマートフォンやタブレット端末などで日常的に動画コンテンツを閲覧している方にこそ、AndroidTVである「4T-C50DL1」はおすすめです。普段閲覧しているYouTubeも、スマートフォンで観る場合と大画面のテレビで観る場合とでは迫力や印象、複数人での楽しみやすさなどで大きなメリットを感じられます。もちろんYouTube以外にも様々なインターネットサービスに対応しているので、サブスクリプションを利用している場合には自分好みのコンテンツをより楽しめる仕様になっています。
映像の迫力はもちろんですが、スマートフォンとテレビとではスピーカーの大きさも異なるため、音声の臨場感も大きく変わることでしょう。
- Amazonプライムビデオ
- NETFLIX
- YouTube
- dTV
- U-NEXT
- Hulu
- DAZN
- AbemaTV
- Disneyプラス
- Tver
- Paravi
信頼性が高く、長く使えるテレビが欲しい
最近では海外メーカーの安価なテレビが多数登場しており、テレビのみにかかわらず家電製品全般が価格破壊の状態となっています。シャープは2016年、台湾の鴻海傘下となりましたが、これまで積み重ねてきたAQUOSブランドは健在。信頼性の高い製品を探している方にとっても安心できる1台といえるのではないでしょうか。
ちなみに、鴻海傘下に入った後もシャープのサポート品質は変わらず、現在も出張修理や引き取り修理、サービス拠点への持ち込み修理などにも対応しています。
迫力ある映像コンテンツを楽しめる「4T-C50DL1」
インターネットの動画コンテンツが増え、テレビ離れが加速している時代。しかし、テレビというハードウェアそのものの需要はまだまだ健在であり、AndroidTVのようにインターネットと融合した新たな楽しみ方もできるようになりました。
シャープの2021年最新モデルである「4T-C50DL1」は、日常的にインターネットで動画コンテンツを楽しんでいる方にこそおすすめしたい1台です。これからテレビの買い替えを検討している方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
シャープ 50V型 液晶 テレビ アクオス 4T-C50DL1 4K チューナー内蔵 Android TV (2021年モデル)